髪

 

植毛というと日本では人口毛を植えるイメージがまだ根強いみたいですね。

1970年代から親しまれてきたのは確かに人口毛の植毛ですが、実は1990年代後半からは自分の髪の毛を植える方法が日本にも導入され始めています。

今ではまるっきり状況が逆転して、ほとんどのクリニックで採用されているのは自毛植毛だけです。

僕自身は人口毛植毛を1回(750本)、そして自毛植毛は3回(750株 ✕ 3回=約4500本)ほど経験してきました。

このページではそれぞれの植毛の仕組み・やり方・メリット・デメリットをできるだけわかりやすくお伝えしていきます。

これを読めば植毛術があなたにとって満足いく薄毛治療になり得るのかどうかがわかるようになると思います^^

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植毛歴約20年の管理人:フット

 

人口毛植毛の仕組みと手順

 

僕が利用した植毛最大手の会社の「人口毛」はポリエステルから作られています。

ポリエステルはとても丈夫な材質なので、強度が強く、本物の髪よりも伸び率が良くて抜けにくかったり耐熱温度も2倍耐えられるといった魅力的なポテンシャルを持っています。

色もいろいろ選べるので、自分の髪の色に近い人口毛でフサフサになることが可能です。


出典:Nidoクリニック
人口毛人口毛は好きな色を選べる

 

ただ、ポリエステルは光の屈折率が比較的高めなので、ライトや太陽に照らされたりすると光沢が若干目立ち過ぎるところが欠点と言えるかもしれません。

僕は生え際が後退してきた20代前半に植毛をしたんですが、まだその頃はたくさん髪の毛が残っていたので自毛と違うちょっとした光具合が気になったのを覚えています。

「バレないよね?(´∀`;)?」と少し不安になりました。

 

肝心の植毛の仕組みについてですが、0.3mmの極細針を搭載している使い捨ての注射針で髪を植え込んでいきます。


出典:Nidoクリニック
人口毛植毛の注射針人口毛植毛に使う注射針

 

この注射針の先に根本がα化している人口毛をくくって装着させ、本体を頭部に当ててから一気に突き刺して挿入します。

それから、針を上に戻すと人口毛だけが頭皮内に残って生えた状態が作られる仕組みです。


出典:Nidoクリニック
人口毛植毛の仕組み

 

頭皮は何層にもなってできていますが、この注射針は自動で深度を保てるので本物の髪の毛根よりも深い「帽状腱膜」に一定して植え込むことができます。

グサグサ刺していくので「痛いんじゃないかな?(´∀`;)」と心配になるかもしれませんけど、施術の時は麻酔注射を打つので基本的に痛くありません。

僕がした時も最初のチクリだけがちょっと感覚があるだけで後は何も痛みを感じませんでした。

750本くらい植毛をしたんですが、午前中いっぱいですべての行程は終了してあっという間にフサフサに変身しウキウキ気分で家路に着きました^^

 

人口毛植毛のメリット

 

人口毛植毛のメリットは何と言ってもその速効性にあります。瞬く間に髪を増やせるので楽チンで本当に簡単。

さっさと髪のコンプレックスを解決したかった当時の僕の願いを人口毛植毛は見事に叶えてくれました。

加えて「何本でも増やせる」ところも人口毛のメリットです。

後半で考える自毛植毛では本物の髪を使う関係上 数量には限りがあるんですが、人口毛ならいくらでも量産できるので好きなだけ植えられるのが魅力的です^^

 

人口毛植毛のデメリット

 

人口毛の植毛は一見すると簡単に髪が増やせて便利な方法に見えますが、実のところ、メリットを凌駕するほどのデメリットも存在します(´∀`;)

具体的に挙げてみると、

 

紫の矢印 定期的なメンテナンスが必要

紫の矢印 維持費が安くない

紫の矢印 日常的に痛みを感じる

紫の矢印 頭皮にとって有害で炎症が起きやすい

紫の矢印 髪の毛根が死ぬ

 

一つ一つ簡単に説明していきます^^

 

定期的なメンテナンスと維持費がかかる

 

体質にもよりますが、植え込んだ人口毛は年に何割かが抜けてしまうので、必ず追加で植毛を補充していく必要があります。

元野球選手の板東さんも人口毛植毛の愛用者ですが、「7年で4200万円かかっている」とコメントされています。

こうした証言から、10年間続けると家が一軒建てられるくらいのお金がかかってしまう人もいることがわかると思います。

 

日常的に痛みが続く

 

手術中は全然痛くないんですが、家に帰って麻酔が切れ出してからはず〜っとず〜っと頭部にジンジンした痛みや違和感が付きまといます(´∀`;)

それもそのはずで、人工物がずっと体内に刺さっている状態ですから痛みがあって当然なんですよね。。

でも20代前半で社会経験もほとんどなかった当時の僕には予めそこまで想像できる力がありませんでした。

クリニックからもそういう説明はなかったので、内心では「どうしてデメリットを前もって教えてくれなかったんだろう…(´;ω;`)ウッ」という矛盾や裏切られたような苦々しい気持ちを味わってしまいました。

自毛植毛を扱っている親和クリニックアドバイザーの君島さんも人口毛を経験したことがありこう語っています。

 

麻酔が切れると人工毛を差し込んでいる部分が痛くて痛くてたまらないんです。
頭皮が異物を押し出そうとしてたのでしょうね。すぐに施術をやめましたが、人工毛を長期間行っていると皮膚が壊死してしまうため、その後に、植毛手術もできなくなってしまうんです。
今思い出しても、その当時、すぐにやめて本当に良かったと思っています。

 

このコメントは僕も100%同感します。

 

頭皮にとって有害で炎症が起きやすい

 

ちょっとした違和感だけなら我慢できるかもしれませんけど、頭皮が明らかに傷んでいくのを毎日に見届けるのは耐え難いものがあります。

当時の僕はおでこがちょっとM字になりかけの状態で後退し始めたばかりだったんですが、人口毛を植えた周りの頭皮は赤色に腫れ上がって明らかに既存毛の抜け毛を加速化させてしまっている状態でした。

そのことに気づいてからはずっと気持ちが落ち着かなくなって、髪がどんどん薄くなっていくにしたがい幸せを感じることができなくなりました。

結局、僕は1年も経たずに人口毛を卒業する決断をして残された人口毛を一つ一つ抜いてもらった時には本当に辛い思いをすることに…(※ なぜか抜く時は麻酔がなかった。)

あの時の痛みは最悪で、途中我慢ができなくなって休憩を入れながらやってもらったんですが、泣きそうになりながら何とかがんばって最後まで抜ききることができたんですね(´;ω;`)

 

髪の毛根が死んでしまう

 

考えれば当然のことなんですが、植毛をした所は人口毛に侵襲されるので無条件に天然の毛根が死んでしまいます。

つまり、この先どんなに凄い発毛薬が開発されたとしても、毛根そのものがないので髪が生えてくることはないということです。

当時の僕はそこまで気づきもせず、人口毛を卒業してから発毛サロンに1年間通ったんですが、当然生えてはきませんでした(´∀`;)100マンエンソンシタ…

 

人口毛植毛が勧められないこれだけの理由

 

総合的に評価すると、人口毛植毛は人に気軽に勧められない薄毛治療だと言えます。

頭皮を傷つけ、痛い思いをさせ、心身ともに健康を損なうものだからです。

すでにオーストラリアやカナダ、アメリカなどでは人口毛を使った植毛が危険だと判定され法律で禁止されるようになっています。

日本も早くそうなればいいなと思っているんですが、今のところ法律的に問題はありません。

それでも徐々にですが人口毛の危険さが認知され始めてきて、日本皮膚科学会のガイドラインでは公式に人口毛植毛はしないように警告が出されるようになりました。


出典:日本皮膚科学会
DropShadow - Screenshot (88) (3)日本皮膚科学会のガイドライン

 

人口毛は成長しないので、根本に皮脂が溜まりやすいですし、普通のシャンプーができなくなります。

手で直接触ると根本が頭皮に圧力をかけて痛みが倍増するので専用のブラシを使い擦るしかありません。(※ こうした専用ブラシでシャンプーする制限も施術前には説明がありませんでした。)

擦ること自体が頭皮によくありませんし、頭皮に良いマッサージシャンプーなども不可能になってしまい…まさに負のスパイラルに陥ってしまうんですね。。

 

もし今のあなたが人口毛に好意を持っていたとしても、採用にはくれぐれも慎重であってください。

ただし例外的に、これから考える自毛植毛を利用できないようなケース、たとえば頭部に何も髪の毛が残っていない状態なら、人口毛を採用するのも実際的なのかもしれません。

「頭皮の健康を害してでも…多少の痛みが続いたとしても…髪を生やしていたい!」という強い信念を持っておられるなら、検討してみるのもアリかもしれません^^

 

自毛植毛の理論

 

自毛植毛とは、その名前の通りで自分の髪を再利用して植毛する方法です。

人口毛と違って自分の髪をそのまま使うので身体に拒否反応が出ることはありませんし、施術後も清々しい自由を味わえます。

でも、自分の髪を採取して使うと、最終的な総量は変わらないことになりますし、採取したところが今度は薄毛になって割に合わないようなイメージを持つ人もいるかと思います。

でも実際の自毛植毛はそうした懸念を上手に克服できるような仕組みになっています。

自毛植毛で利用するのはもっぱら後頭部と側頭部に生えている丈夫な髪の毛です。

どうしてこの部分の髪を使うかと言えば、

 

sozai_cman_jp_20170523173533 AGA(男性型脱毛症)にならずに生涯生え続ける可能性が高い

sozai_cman_jp_20170523173533 ふさわしく採取すれば周りの髪に隠れて無毛の傷がわかりにくい

 

という二大メリットが狙えるからです^^

 

AGAにならず生涯生え続ける可能性が高い

 

どんなに薄毛が進行している人の頭でも、後頭部と側頭部の髪だけは残っているのはどうしてかご存知でしたか?

元東京都知事の舛添さんもそうですし、サザエさんに出てくる波平さんにしてもそうですが、かなりツルツルの人でも後頭部周りの範囲はずっとフサフサに生え続けていますよね。

 

s_3hage

後頭部と側頭部の髪はハゲにくい

 

これは簡単に言えば、そのエリアの髪は遺伝子レベルでAGA(男性型脱毛症)にならないことが決まっているからです。

後頭部と側頭部の髪の毛には薄毛を誘引する男性ホルモンの影響を受けにくい性質が元から備わっているので、どんなに男性ホルモン(DHT)が分泌されてもへっちゃらなんです^^

 

screenshot

図で示したエリアは生涯生え続ける安全なヘア

 

後頭部の髪は強力な男性ホルモンが支配しているエリアに移植された後でも、男性ホルモンの影響を受けない性質を損なわずに生涯に渡って生え続けることが証明されています。

これをドナー・ドミナント法則と呼びますが、こうした特性を活かすことで、薄毛部分にハゲることのない髪を定着させ、ずっと生やし続けることが可能になりました^^

 

ふさわしく採取すれば周りの髪に隠れて無毛の傷がわかりにくい

 

後頭部と側頭部の髪を採取したとしても、正常に手術が行われる限り、後に残る形跡は周りの人に気づかれることはありませんし痛みも全く残りません。

自毛植毛は大きく分けるとFUTとFUEという方法に分けられますが、それぞれの傷の特徴についてご紹介します。

 

FUTによる傷について

 

先にFUTが開発されたんですが、これは後頭部の髪を頭皮ごと切り取って、それを髪が生えている本来の単位に株分けをしてから一つ一つ植え込んでいく方法です。

切り取る後頭部の頭皮面積は移植本数によって変わりますが、最終的には一本の細い線となって、大体が3ミリ以下に収まります。


出典:湘南美容外科クリニック
screenshot

FUTで移植毛を採取した後の後頭部

 

なので、手術直後でも既存毛の髪が3センチ以上あれば他人にはバレないですし、1,2週間後に抜糸をしてからはこれまでと全く変わらない通常の生活を送ることができます。

ちなみに僕自身もこの方法で植毛をしましたが、これまでの約20年間で誰かにバレたことは一度もありませんし、痛みもなかったです^^

 

FUEによる傷について

 

FUEはFUTの後に開発された移植毛の採取法で、専用パンチを使って髪の毛穴を一株一株くり抜いていく仕組みです。


出典:親和クリニック
s_4fueFUEで使うパンチの例

 

FUTでは線傷ができるのに対して、FUEでは斑点のような傷が採取した数だけ残ります。

なので、数が少なければFUTよりは目立ちませんが、2000株、3000株とくり抜いていけば逆にFUTよりも無毛面積が大きくなるのでバランスが必要となる手術法です。


出典:紀尾井町クリニック
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採取株痕の違い

 

後頭部の傷まとめ

 

FUTにしてもFUEにしても、後頭部の髪を使って薄毛範囲に植えていく仕組みは変わりません。

そして、採取した後の場所も周りの髪に隠れてわからなくなるので、自毛植毛で薄毛を解決できたことに純粋な喜びを感じられます^^

 

IMG_1447

3000株採った後の後頭部例


出典:ヨコ美クリニック
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M字ハゲの自毛植毛例

 

後頭部にあった自分の髪を気になる部分に移植することでコンプレックスを見事に解消できます^^

 

自毛植毛の仕組みと手順

 

では改めて自毛植毛が具体的にどう行われるのか一つ一つのステップを御紹介します。

 

FUTの仕組み

 

FUTは前述したとおり、最初に必要面積分の頭皮ドナーを切り取ります。


出典:紀尾井町クリニック
screenshot切り取った毛根付きの頭皮

 

頭皮を採取する時は麻酔が効いていて、精神安定剤も併用するのでウトウト状態になり全然痛みは感じません。

切り取った頭皮はすぐに顕微鏡を使って細かく株分けをしていきます。


出典:湘南美容外科クリニック
screenshot

 

髪の毛は一つの毛穴(毛包)から1本1本生えている単純なものではなくて、1〜3、4本のヘアと1〜2本の産毛に加え、皮脂腺、起立筋などが一緒になってコラーゲンの帯がまとわりついた形になっています。

 

DropShadow ~ あああ

毛包(毛穴)の構図

 

この元からの髪の毛の状態のままに一つ一つ株分けを行って植えつけるのがFUTの意味するところです。

FUT(Follicular Unit Transplantation)、つまり「毛包・毛穴単位で移植する」ということになります。

元からある髪の状態そのままに植え替えるため、考えられ得る理想的な植毛として1990年後半に開発されて以来ずっと同じ原理で行われ続けています。

株分けをした後は植え付けをしていきますが、そのためにまず新しい毛穴を作らなければいけません。

準備できる移植毛株数と同じ数のスリット(切れ目)を植毛医が経験とセンスに基づいてふさわしく入れていきます。


出典:湘南美容外科クリニック
screenshotスリットを入れている様子

 

移植する範囲に新しい毛穴を作り終えたなら今度は専用のピンセットやチューブを使って一つ一つ植え込みをしていきます。

 

出典:アスク井上クリニックs_4screenshot植え込みをしている様子

 

人のヘア構造がどうなっているかをよく観察して再現力に長ける意欲とセンスを兼ね揃えている植毛医に依頼するなら本当に自然な生え方を再現できてバレることはありません。(※ 僕自身植毛をしてから約20年経ちますが、家族を含め誰にも知られていません^^)


出典:湘南美容外科クリニック
長井 植え込み

植え込みが終わった直後の状態

 

施術そのものは数時間で終わって日帰りが可能ですが、移植毛は定着するのに1〜2週間、ニョキニョキと生えだしてくるのが3ヶ月以降、1年ほどでヘアスタイルを十分に楽しめる長さにまで成長します。

少し遅めなペースに感じられるかもしれませんが、正真正銘本物の髪なので本来のヘアと全く同じように生えてきますから周りの人にも違和感を持たれずに髪を増やすことができます^^

植毛術後の詳しい成長経過については以下の記事を合わせて参考にしてください。

 

植毛して三ヶ月経過▶その後のリアルな姿から賢くプランニング!
植毛施術をしてから3ヶ月後の状態 植毛をしてからのプランを練る上で『先を読む』ことは大切ですね。一番身近なところでいけば、施術をしてから移植毛が定着するま...

 

 

FUEの仕組み

 

FUEがFUTと違う部分は基本的に移植する株を採取する仕方にあります。

つまり、専用パンチを使って直接的に株をくり抜くという方法です。

FUEは「Follicular Unit Extraction」の略称で、毛包(Follicular)ごとの単位(Unit)で抽出(Extraction)するという意味から来ています。


出典:親和クリニック
screenshotFUEではパンチを使い…


出典:devroyeinstruments
FUE採取拡大画像直接抽出する

 

FUEはくり抜いた時点でFU(毛包)単位になっているので、FUTのように株分けをする行程がありません。


出典:紀尾井町クリニック
screenshot毛包単位の株

 

こうして移植株を準備できた後は、FUTと同じような要領で気になる部位に植え付けを行い、その後の発毛までの経過も同じように進んでいきます^^

 

FUTとFUEのメリット・デメリット

 

ここまでで自毛植毛の仕組みについて見てきましたが、日本の植毛クリニックHPを全体的に外観すると、FUEのほうがスマートに感じる人が多いようです。

ですが、実際には仕組みの違いからそれぞれのメリットとデメリットが異なっているのでその部分をはっきり理解しておくことは重要です。

とかくFUE専門の施設ではFUEしか扱えない関係上、FUTのことを消極的に評価してあなたの印象をコントロールしようとする傾向がありますから注意が必要です。

しっかりそれぞれの良さと限界を知っておくなら後悔しなくて済みますから、FUTとFUEの特徴をここでしっかり押さえておきましょう。

FUTとFUEを比較すると以下のような結果の違いがわかります。

 

FUT FUE
後頭部に線傷が残る 後頭部に点傷が残る
術後の痛みはFUEより出やすい 術後の痛みはFUTより出にくい
料金がFUEより安い 料金がFUTより高い
施術直後に後頭部の傷を隠しやすい 施術直後に後頭部の傷を隠しにくい
毛根切断がFUEより起きにくい 毛根切断がFUTより起きやすい
株のクオリティがFUEより安定している 株のクオリティがFUTより劣りがち
大量植毛はFUEより向いている 大量植毛はFUTより向いていない

 

以下、それぞれの項目を比較しながら長所・短所を考えていきましょう^^

 

移植ドナーの採取痕について

 

3ミリ以下とはいえ、どうしても線傷を作るのに抵抗のある人はいらっしゃると思います。

そういう場合であればFUEを選ぶと線傷を作らなくて済みます^^


出典:紀尾井町クリニック
s_fue2w4frwfes

 

ただし、患者自身のヘア密度や体質によってはくりぬいた本数がそんなに多くないにも関わらず、かなりスカスカになってしまうケースもありますから注意が必要です。

 

s_%e8%a6%aa%e5%92%8c%e7%84%a1%e6%96%99fue%e5%82%b7拡大したFUEによる斑点状の傷


出典:ヨコ美クリニック
s_%e5%a4%b1%e6%95%97%e5%be%8c%e9%a0%ad%e9%83%a8%e3%82%b9%e3%82%ab%e3%82%b9%e3%82%abFUEで1500株採取後にスカスカになったケースも

 

適度な数だけくり抜く限りはFUTよりも傷は目立たなくなりますので、この部分はメリットと言えます。

一方、FUTであれば、本数が500株であれ1500株であれ2000株であれあまり傷のデメリットは変わりません。

幅が3ミリ以下の線傷ができるのみですから、大量に植毛をしたい時にはFUTでしたほうが傷リスクを減らしやすくなります。


出典:湘南美容外科クリニック
screenshotFUTによる後頭部経過

 

FUTの傷幅の程度は頭皮の柔らかさや担当医の技術にも依存してきますので、カウンセリングのときにどちらが向いているのかを相談してみましょう^^

 

術後の後頭部の痛みについて

 

FUEはFUTよりも侵襲性が低いことから傷の治りが早くなると言われています。

 

DropShadow ~ FUEかさぶた一週間後には自然と傷が塞がる

 

麻酔が切れた後に数日続く痛み具合もFUTより軽くなる傾向があります。

ただ、FUTでした場合でも約一週間は縫合したままで引っ張られている感覚はありますが、痛みが出るとは限りません。

僕の場合はクリニックからもらった痛み止めを前もって服用していたので痛みがありませんでしたし、10日前後で抜糸を済ませた後は自由に過ごすことができるようになりました。

FUEの場合は傷の治りがFUTよりも早いですが、ヒリヒリした感覚が数週間続くことも観察されています。

この辺は個人差があるので何とも言えないんですが、いずれにしても時間が経過していけばいくほど楽になってあっという間に元の感覚に戻っていきます^^

 

費用料金について

 

日本にはFUE専門クリニック・FUTとFUE両方受けられるクリニックの2種類のパターンが多いですが、いずれにしてもFUEの料金はFUTに比べて総じて高めです。

たとえば1番歴史のあるヨコ美クリニックではFUTで1000株を植毛すると60万円のところ、FUEですると80万円になって20万円も差が出ますし、FUE専門のアイランドタワークリニックで同じ本数を植毛をすると料金は140万円もかかります。(※ なのでアイランドで受けたい場合には半額窓口を利用するのがお得です。)

FUEは医師の作業負担がFUTよりも多くなるので費用が大目にかかってしまいがちです。

FUTで植毛をすれば何十万円とコストを節約できる可能性があるのでめちゃくちゃお得です^^

 

施術直後の傷の隠しやすさについて

 

FUEでは毛根を正確にくり抜くために後頭部を剃らなければなりません。


出典:goo.gl/qxfhps
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剃ってから株をくり抜くと頭皮がむき出しになるので、既存毛を下ろしても剃った部分は隠しきれないですし、隠せても風が吹いたりすると見え隠れしてしまいます。


出典:goo.gl/qxfhps
FUE後頭部隠しきれない

 

この問題を解決するには、別途3〜5万円くらいするヘアーシートを取り付けてもらう必要があります。


出典:goo.gl/qxfhps
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シートを付けた状態

 

剃ったエリアが伸びてくるまでの1、2ヶ月はシートを付けた状態で過ごさなければいけないので、こうした不便さもデメリットと言えるかもしれません。

一方、FUTであれば髪を剃る必要がないので、術後すぐでも縫合されている痕は周りの髪に隠れて全く見えません。

次の日から人に会わなくてはいけない場合でもかなり心理的に楽に感じられるでしょう^^

 

毛根切断について

 

FUEで株を採取するときにはパンチを使ってくり抜くのでFUTのような株分け作業がなくなるメリットがあるわけですが、頭皮下の毛の向きは見えないブラインドの世界なので、ときどき毛根切断が起きてしまうことが懸念されています。

 

毛根切断

毛根切断のイメージ

 

植毛医の技術力によって毛根切断をする比率は変わってきますが、どんなに熟練した名医でも1〜3%はあると報告されています。(※ ちなみにロボットによるFUEでは6.6%になるというデータがあります。)

毛根切断を起こした株は植毛に向きませんし、無理やり植えても生えてこない、或いは生えてきても途中から生えてこなくなることがわかっていますから、毛根切断は出来る限り避けたいものですよね(´∀`;)

FUTなら顕微鏡で全体を見ながら一株一株切り分けていくので、毛根切断する確率が圧倒的に低く問題視されることはありません。

 

s_FU株FUT株

FUTでは毛根切断の可能性は低い

 

株のクオリティについて

 

日本のFUE専門クリニックの医師達は決して公に認めない点ですが、FUEで抽出される株はFUTの株よりもクオリティが下がる傾向にあります。

そう言える一つの理由は、FUEを開発した医師であるバーンスティーン博士自身がそのように認めているからです。

 

FUTでは、最初にドナーが頭皮から切られ、次いで、解剖用顕微鏡の助けを借りて、毛包(FU)はその保護組織が無傷のまま慎重に単離される。このプロセスは、特に株分けをする者が顕微鏡解剖において広範囲に訓練されている場合に高品質の移植片を作り出せる。

FUEでは、外科医はドナー領域から毛包単位(FU)で1つずつ抽出する。毛の上部しか視覚化できないので、収穫中に毛包ユニットを切断する危険性がある。皮膚の表面下の毛包の方向は推測することしかできない。結果として、毛包ユニットは、FUEはFUTよりも保護層の損傷または剥がれがより起こりやすい。

 

FUEを開発したバーンスティーン医師やラスマン医師からトレーニングを受けたヨコ美クリニックの今川先生も当サイトの取材に対して、「FUEよりもFUTのほうが結果が良いですよ^^」と答えておられます。(※ 今川先生のクリニックではFUTとFUEのどちらでも施術を行えるので中立的な立場での発言であることに注目してください。)

 

▲今川先生

FUTは10人やったら10人とも大体期待どおりになるんだけど、FUEは10人やったら8人はそれでいいのかもしれないけど後の2人は結果がそれほどでもないんだよねぇ…ラスマン先生も「FUTと比べてFUEは安定度に欠ける」って言ってました。(※ FUEは2001年にラスマン博士・バーンスティーン博士が技術と理論を初めて公表して世に出たという背景がある。)

 

FUEは極細パンチで見えない部分を直接採取しなければいけない難易度の高い技術なので、毛包を安定した形で採取することが難しく、もし華奢(きゃしゃ)な株をそのまま植えてしまうと発毛率に影響が出てしまう可能性があります。

FUTであれば顕微鏡で全体を直視できる状態でカットできますので、理想的な「株」を作りやすく、結果的に安定した発毛を期待できるという仕組みです。

 

s_FU株FU株FUE(左)とFUT(右)では株のクオリティに差が出る可能性あり

 

FUEでする場合には周りにしっかり肉片がついた生命力の強い株を採取してもらうために小さ過ぎない口径のパンチを使ったり、正確な角度でくり抜ける技術力の高いドクターに依頼するように心がけましょう^^

 

大量植毛について

 

結論から言うと、日本人がFUEで移植毛を採取したい場合、施術一回でのマックス量は2500株程度と言われています。

2回目も採取できる好条件の頭部でだったとしても、累計で4000〜4500株程度の移植本数が平均です。

しかも、仮にそれくらい大量採取が可能であっても、AGAにならない安全な範囲を飛び越えて採取することを前提にした話となります。

もし生涯に渡って生え続けるエリアからのみ採取することにこだわるなら絶対にその数量は取れないですし、採ったとしたらスカスカになってびまん性薄毛のホワイトウォール(白い壁)と化してしまいますから現実的ではありません。

FUTはFUEよりも多く採取することができ、累計で大体6000〜7000株くらい安全な範囲から調達することが可能です。(※ 一回の手術では個人差はありますが3000〜3500株くらいは現実的です。)

いずれにしても、後頭部に残す採取痕レベルと植毛したい本数とのバランスを保っていくことが自毛植毛で純粋な満足を得るためには欠かせません^^

 

自毛植毛のメリット・デメリットまとめ

 

自毛植毛について勉強していくと、最初はFUEの方が好印象になりやすいかもしれませんが、こうして一つ一つ細かく仕組みを考えていくと、FUTのほうが総合的に評価が高くなることに気づかれる人は少なくありません。

僕自身も「線傷を作るのはどうしても嫌です!」という人以外はFUTにした方が良いと個人的には考えています。

とはいえ、自毛植毛自体も100%完璧な治療とは言えませんし、AGA部位の既存毛を守るためにミノキシジルやフィナステリド錠などの薬剤も併用していく必要があったり、限られた本数の中でいかにベストな形に持っていくのかも挑戦となってきます。

僕はFUTが出始めた約20年前に一足先に自毛植毛を経験してきたわけですが、その時代に巡り会えてつくづくラッキーだったと感じています。

当時はまともな薬もなかったので絶望しかけていたんですが、自毛植毛のおかげでフサフサに戻ることができ、おかげさまで今でも薄毛知らずの生活を送らせてもらっています^^

自毛植毛の効果はエビデンス(科学的証拠)に裏打ちされた、世界中で毎年30万人以上が利用している信頼のおける外科治療です。

もしあなたも薄毛に悩まされ元気を出せない状態が続いているなら、20年前の僕と同じように自毛植毛でサクッと悩みを解決されることを心からお勧めします^^

一流のクリニックで自毛植毛を行えば植えた毛の85〜95%は必ず生えてきて、心からの満足を覚えることができますよ^^

 

※追記:フットさんはどこで植毛を受けたんですか?という問い合わせが多くなってきたので、こちらでもお伝えしておきます。

 

約20年前に国内のクリニックを利用してM字ハゲを復活させました。

 

DropShadow ~ Screenshot at 4月 10 12-02-24

植毛する前 & 植毛した後(約20年前)

 

フット完成版 (1) (1)

2018年現在

 

フット2完成版 (1) (1)

フット3完成版 (1) (1)

フット4完成版 21.15.18 (1)

2018年現在

 

僕はヨコ美クリニックで植毛を受けて救われました。

 

なので、あなたにも自分に合ったクリニックを見つけてもらい、今の悩みを解決してほしいと思っています。

 

フットはあなたの植毛計画を本気で応援しています^^

 

↓僕が植毛したクリニックレビュー記事↓

ヨコ美クリニックの気になる口コミと評判【2018最新版】
 こちらのページではヨコ美クリニックの気になる植毛施術の特徴・費用・評判・口コミ・感想をどこよりもまとめて掲載いたします。ここはサイト管理人フットが以前...

 

 

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毛髪診断士で植毛歴約20年の管理人:フット

 

最後までお読みいただきありがとうございました^^

 

【全国の植毛クリニック表】

クリニック
ヨコ美
クリニック
アイランドタワークリニック
アスク井上
クリニック
親和
クリニック
湘南美容外科
クリニック
クリニック名
ヨコ美
クリニック
アイランドタワークリニック
アスク井上
クリニック
親和
クリニック
湘南美容外科
クリニック
HP
s_runessance
s_iland-1
s_askinoue
s_sinwa-1
s_runessance
方法
FUE
FUT
FUE
FUE
FUE
FUE
FUT
場所
nc69693
横浜
nc140083
新宿 大阪 福岡 名古屋
nc69693
新宿
nc140083
新宿 大阪 福岡 名古屋
nc140083
新宿 大阪 福岡 名古屋
費用※1
nc140083
FUT
60万円
FUE
80万円
nc69693
140万円
nc138304
116万5千円
nc69693
140万円
nc140083
88万8千円
AGA薬
nc140083
処方あり
nc140083
処方あり
nc140083
処方あり
nc140083
処方あり
nc140083
処方あり
メリット
日本で一番植毛施術経験のある医師が全てのカウンセリングから施術、アフターケアまでを担当日本全国にあり利用しやすい。『利用者が一番多い』というデータ有りFUE技術に定評のあるアイランドタワークリニックの元院長が施術を行う日本全国にあり利用しやすい。日本全国展開で利用しやすい。アルタスロボットも選択可
デメリット
店舗が少ない
料金が若干高め。FUE法しか選択できない
店舗が少ない
料金が若干高め。FUE法しか選択できない
担当ドクターにより施術の差が出る可能性
評判
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HP
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※1 費用欄は1000株移植したときの料金です。
※ 情報の変動は避けられないので、最終確認はご自身でお願い致します。
※ 無料カウンセリングは比較表内の一番下の緑ボタン「公式サイト」から簡単に申し込みができます。

 

※ 植毛の基本を学びたい方は【初心者徹底講座】を一読下さい^^

 

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