アルタス

 

アルタス(ARTAS)は2011年頃から使用され始めた植毛用ロボットで、月日が経過するごとにバージョンアップを繰り返し進化を続けています。

紹介サイトによっては「後頭部に傷ができない」とか、「楽に施術ができる」「密度の濃い植毛が達成できる」など…いろいろ良い評判が謳われているのはあなたもご存知かもしれません。

きっとあなた自身、ベストな植毛施術を受けたいという強い意識がおありだからこそアルタスに注目していることと思います。

ただ、非常に残念ではありますが、どんなにひいき目に見ても今のアルタスは理想的な植毛ロボットなどではありません

 

sozai_cman_jp_20170523173533 アルタスだと「後頭部に傷ができない」は大嘘

sozai_cman_jp_20170523173533 密度の濃い植毛とアルタスはそもそも関係がない

sozai_cman_jp_20170523173533 楽で痛みがないという主張も説得力に乏しい

sozai_cman_jp_20170523173533 アルタスを使用するメリットは患者さんよりもクリニック側にある

sozai_cman_jp_20170523173533 実際の良い口コミと悪い口コミ

 

こうした切り口で真の評判に迫ってみると、実際のアルタスがどの程度のレベルなのかがハッキリと理解できるでしょう。

このページでは植毛歴約20年になるフットが案内人を務めアルタスについて詳しく解説していきます^^

 

アルタスだと後頭部に「傷ができない」は大嘘

この記事を作成している段階ですが、インターネットの「アルタス」検索画面の1番上には、有名な植毛病院のサイトが紹介されています。

そこを見てみると、アルタスで施術を行うなら「傷口が目立たない」と謳われており、FUTの中でも仕上がりが悪そうな太い線傷と比較してアルタスの良さをアピールしています。

これは明らかにミスリード、つまり誤導と言われてもおかしくない情報の提供です。

ちなみに、FUTではドナーを採取した箇所に線傷が残りますが、技術力のあるクリニックなら90%以上の確率で3ミリ以下(※)の幅でおさまり、FUEよりも目立たなくなる可能性があります。


出典:ヨコ美クリニック
後頭部 傷 FUT ヨコ美FUTのドナー採取後の傷

 

一方、アルタスは通常のFUE植毛と同じく、髪が生えている一株一株をくり抜いていく方法です。

そのため、「傷ができない」「傷が目立たない」というのは読者に誤解を招く不正直な表現ですから、「ドナーを採取した数だけ点傷ができる」と修正すべきでしょう。

現実的にはアルタスよりもネオグラフトと言われる機械式であったり、SAFEシステムやWAWシステムなどで行うFUEの方がパンチ口径(0.8〜1.2mm)が小さくなる場合が多く、採取した後の傷口は目立ちません。


出典:bellicapelliforum
アルタスと他のFUEの傷比較

左のアルタスと右のFUEによる傷サイズの比較

 

アルタスはアウター(外側)とインナー(内側)のパンチがセットになっている二重構造です。

 

アルタス二重構造

 

残る無毛傷の大きさは結果的に採取パンチ口径の約2倍になりますので、アルタスのパンチ口径は内側が1.2mmで外側が1.65mmである以上、一つ一つの採取傷のサイズは2mm前後となる計算です。


出典:hair loss talk
アルタスの傷アルタスによる施術直後

 

このことからアルタスを使用すれば傷口の被害を軽減できるとは限らないことは明白です。


出典:植毛体験
アルタスの後頭部の傷

アルタスでも後頭部に無毛傷は残る

 

2017年に国内クリニックでアルタス植毛を受けたある患者は1000株という少なめの株採取にもかかわらず上のような結果となってしまい消極的なコメントを残されています。

 

傷が目立たないことを売りにしているARTASですが、

全くそういうことはありません。

この状態が一生続きます。

クリニック側はこのことについて説明がありませんでした。

短髪にすると目立ち、精神的にかなり辛いです。

※ 感想や治療効果には個人差があります。

 

あなたがもし上の画像を見て「後頭部の傷は目立っていない」と感じられるなら問題はありませんが、恐らくそう感じる人は一握りしかいないのではないかと感じるのは僕だけでしょうか(´∀`;)

FUTにするなら施術直後でも既存毛で隠しやすいですし、最終的に残る傷痕も目立たなくなるかもしれません。(※ 僕自身もFUTで植毛済みです。)

 

2018年追記:アメリカでは2017年に最新のアルタスx9が登場し、日本でも2018年から導入されるようになっています。採取パンチ口径が0.8mmと最小化されたため、後頭部の傷がこれまで以上に目立たなくなることを期待できるようになりました。詳しい内容は別記事を参考にしてください。

 

↓アルタスx9の情報はこちら↓

 高性能の植毛ロボット【アルタス】。あなたもきっとARTASに興味津々で一体どこのクリニックにしたら良いんだろうと考えたことはないですか?何はともあれ植毛を...

 

 

密度の濃さとアルタスはほぼ無関係

アルタスをメインにしているクリニックの宣伝ページをよく見ると、アルタスを使用すれば仕上がりが1番良くなるような気持ちになってきませんか?

ところが、植毛の濃さや自然さは事実上アルタスとほぼ関係がありません。

なぜなら、アルタスは主にドナー(移植株)を採取するためのロボットであり、肝心の毛穴作りや植え込み、生え際のデザインは人間の腕に依存しているからです。

将来的には植毛の全過程をロボットでできるように開発していく予定だそうですが、今のところは残念ながらまだまだ限定的な使い方しかできません。

密度の濃い植毛を達成するには、生命力の強い株を使うことや、円形のパンチではなくて細いスリットで新しい毛穴を作っていく・過剰になり過ぎないバランスの良い数量で植え込んでいくなどが求められます。

もちろんアルタスで理想的な移植株を採取できるのであれば仕上がりの良い植毛を達成する面では貢献できるわけですが、残念なことにケースによっては全く使えない場合もあることが観察されています。

たとえば、患者さんの頭皮が硬かったりして相性が悪かった場合、途中で何回も中断して設定し直す必要がでてきたり、最悪のケースではただの置物に変わってしまうこともあります。

事実、手術時間が大幅に長引いたり、マニュアルFUEに変更したり、場合によっては中止にして支払い済みの植毛費を全額返金してもらったという体験者さえ存在します。

毎回失敗するわけではなく、むしろ成功するほうが多いことには多いんですが、でもこういう現実を知っておくなら、アルタスが何も特別な植毛方法などではないということが理解できるでしょう。

くれぐれも【ロボット=完璧】【ロボット=最先端】などの印象で固められないように注意してください。すべてはケースバイケースです。

ちなみに、アルタスではシステムの構造上、移植毛を採取できるエリアが限られていることから、最大でも1500〜2000株程度しか取れません。(※ 個人差あり)

しかも、本数によってはAGAにならない安全な範囲を飛び越えたエリアからも採取することになる可能性があり、植えた毛が永久に生え続けるかは疑問符が残ってしまいます。

一方、FUTであれば一度に2500〜3000、場合によっては4000株近くまで取れるケースさえありますので大量の植毛に向いていますし、生涯にわたって生え続けるエリアから確実に移植株を調達できるため安心です^^

 

楽で痛みがないという主張には説得力がない

実際にアルタスをメインに植毛している某クリニックHPには以下のような謳い文句が書かれています。

 

手術は座った状態で行います。リラックスして頂いている間に終わります。 局所麻酔が効いているので手術中の痛みはありません。

 

しかし、アルタスの経験者から聞かれるのは「リラックスできた」「痛みはなかった」という声よりも、その反対のほうが目立っているようです(´∀`;)

 

ドナー採取のために強い力で何度も押さえつけられます。

苦しい姿勢を何時間も維持しなければなりません。

 

やっぱりうつ伏せをしているのはしんどい。

 

ずっと同じ姿勢でいるのでかなり疲れた。

 

(アルタスロボットの植毛に伴う)広範囲の剃毛はかなりのストレスです。オペ時間を短縮なんて全然できません。

採取時間はかなり長く相当な苦痛を味わいます。もし、すごい短縮できても大事なのは綺麗に毛包を採取することなので、時間がかかっても、確実に植毛するほうを優先に考えるべきだと思います。

広範囲に麻酔するので、オペ後がホントしんどい。痛みも広範囲だし、広範囲に採取するので、AGAの影響を受ける部分からも採取する恐れがあるかと思います。

※ 感想や治療効果には個人差があります。

 

「大変かもしれませんけど、がんばってくださいね^^」と声をかけてもらえるなら患者さんも前向きにがんばりやすくなると思いますが、もし「リラックスしているうちに終わります。」と聞かされて契約してしまった場合は…無念としか言いようがないかもしれませんね。。

後からジワジワ「…聞いてないよ…」という心理的被害を持つ方がおられるのも頷けるのではないでしょうか(´∀`;)

 

アルタスのメリットは患者さんよりもクリニック側にある

アルタスを導入することで患者さんが得られるメリットはさほどありません。

むしろ、植毛の名医による手業のFUEかFUTを受けたほうが多くの面で良い成績を残しやすくなることがわかっています。

たとえば、【毛根切断率】。

 

FUE毛根切断

パンチ採取による毛根切断のイメージ

 

移植毛のドナーを採取する時は、頭皮内の髪の向きが見えにくいので切断を起こすリスクが伴いがちですが、アルタスの場合ではその毛根切断率が平均6.6%だと論文の中で報告されています。

しかし、技術力のある医師がFUEを行えば平均6.17%、或いはFUTで施術するなら毛根切断率は平均1.25%にまで下げられると報告されています。

 

採取のスピードはどうでしょうか?

アルタスの場合だと一つ一つブロックごとに設定し直す必要があるため必ずしも1番早くなるわけではなく、熟練した植毛医ならアルタスに頼らなくてもマニュアルで正確にサクッサクッと早く採取を行っていくことができます。

時間的にもアルタスの現実は遅めだということです。

残念ながらクリニックがアルタスを導入している1番の目的は患者さんの利益を最優先したものではありません

実のところ、アルタスを導入するクリニックは以下のいずれかの理由によります。

 

植毛の経験が少ないクリニックが植毛をすぐに導入したい場合

自分の手でFUEをする意欲がない場合

ロボットを前面に押し出してビジネスとしての効果を狙いたい場合

 

この3つのどれかを目的として採用することがほとんどです。

経験のない未熟な医師でも植毛をビジネスとして始められますし、ロボットは良い宣伝材料として注目も浴びやすく、医師の作業負担も減らすことができるのでクリニックにとっては都合が良いわけです。

 

アルタスの口コミ

ここまででアルタスに関する消極的なことしか扱ってきませんでしたので、最後にアルタスで実際に植毛をした体験者たちの良い口コミを集めてみました(´∀`;)

アルタス植毛を受けて喜んでいる方達のコメントに注目しておくのもフェアな評価に繋がりますのでチェックしてみましょう^^

 

思い切ってアルタス自毛植毛をやりました。
まだ半年しか経過してませんが、間違いなく増えている実感が得られました。
施術して良かったと思います。
これからもっと増えていくことを期待します!!
スタッフの方々、先生の対応もとても良くして頂いたので、安心して出来ました!!
ありがとうございました!!

この度は、長期にわたる施術及び、カウンセリングにとても感謝しています。
植毛から1年経って今思うのは、「やって良かった」と、これに尽きます。
植毛する前は、鏡を見る度に落ち込んで、胃に穴が開きそうでしたが、それがなくなったのが一番大きいです。

ただ、少しわがままを言わせてもらうとしたら、密度。
さすがに、1番黒々としていた頃に戻してくれとは言わないのですが、
生え際全開にさらして堂々と歩くには、個人的にはもう少し欲しいと思いました。
しかしこの辺りは個人差があるでしょうし、人によっては十二分に良いと思うかもしれません。

私も植毛する前に比べると、現在の姿は大変満足しています。
携わっていただいた先生やスタッフの方々に本当に感謝したいです。
ありがとうございました。

1000グラフトの植毛をしましたが、後退していたM字の生え際にしっかり根付いていて、現在7ヶ月半程経ちますが、髪を下ろしていればほとんど目立たなくなりました。しっかり生え揃うまで1年程かかるそうなので、これからの成長も楽しみです!採取した後、頭部の箇所も施術直後は傷跡等が不安でしたが、1ヶ月程でほとんど目立たなくなり、今はもう完全にわからなくなったので安心しました。植毛箇所も採取箇所も今のところ順調に経過しているようなので、大変満足しています。今後の経過も楽しみです!

※ 感想や治療効果には個人差があります。

アルタスのまとめ

いかがだったでしょうか?

 

アルタス植毛が1番優れた方法とは言えないことを中心にお伝えしてきましたが、口コミを見てもわかるとおり、利用者の価値観もそれぞれなのでちゃんと満足している人達もいることが理解できたと思います。

 

変な比較かもしれませんが、アルタスにとても詳しくて扱いにも慣れた植毛医とマニュアルFUEを始めたばかりの植毛医を比べるなら、恐らく前者のアルタス植毛の方が成績は良くなりやすいことは誰の目から見ても想像しやすいでしょう。

手業のFUE・ロボット・ネオグラフト(機械)・FUT…いろんな方法がありますが、施術者の経験や取り組み方一つで結果はどれも変わってくるのが実情です。結局のところ「どれが一番良い方法なのか?」という土俵だけでは「理想的な植毛」は語れないわけですね。。

そう考えると、もちろん方法や過程も大切ではあるんですが、最終的には結果さえ良ければOKなわけですから、利用者として重要な目利きとなるのは、クリニック全体の取り組み方だということがわかってきます。

どんな信念を持ってどのように作業しているのか?多くの症例は何を物語っているのか?こうしたことをカウンセリングなどを通して精査して「信頼できる^^」と感じたところで植毛を受けることが自分にとってのベストな選択肢となるわけです。

どの植毛法にもメリットとデメリットがあって、クリニックや植毛医でも得意と不得意があって、看護師グループの意欲やカラーにもそれぞれ違いがあります。

各クリニックにカウンセリングへ行くことを面倒くさがらずに丁寧に向き合える人は植毛の満足度が総じて高くなります。

一方、後になって後悔する人の多くはセカンドオピニオンをせずにそそくさと手術をしてしまった人達です。

これを読まれているあなたはぜひ3つ・4つと中身の濃いカウンセリングを経験して、ゆっくり時間をかけながら納得できるクリニックを探し出すように意識してみてください。

そうすればアルタスであろうとFUTであろうと、結果に満足のいく植毛を実現できるようになるでしょう◎

 

↓アルタスの最新情報はこちら↓

 高性能の植毛ロボット【アルタス】。あなたもきっとARTASに興味津々で一体どこのクリニックにしたら良いんだろうと考えたことはないですか?何はともあれ植毛を...

 

 

※追記:フットさんはどこで治療を受けたんですか?という問い合わせが多くなってきたので、こちらでもお伝えしておきます。

 

約20年前に国内のクリニックを利用してM字ハゲを復活させました。↓↓

 

自分

約20年前の姿

治療内容 FUT法で生え際付近に2250株の自毛植毛を実施。
費用 3回合計150万円(税抜)
主な副作用・リスク等 一時的な痛み、赤み、熱感、抜け毛、くせ毛、つっぱり感、感覚の鈍さ、膨隆、腫脹、瘢痕等が生じる可能性。
注意点 植毛の治療効果は人それぞれで異なります。あなた自身の植毛結果が他の症例と同じになることはありませんのでご注意ください。

 

フットの生え際フットの植毛症例画像22018年現在

 

フットの植毛症例画像3

フットの植毛症例画像4

フットの植毛症例画像5

フットの植毛症例画像62018年現在

 

僕はヨコ美クリニックで植毛治療を受け、前髪を理想の状態にしてから、AGAの部位は育毛剤や発毛薬で守ってきました。

 

なので、あなたにも自分にふさわしい方法を見つけてもらい、今の悩みを解決してほしいと思っています。

 

フットはあなたの治療計画を本気で応援しています^^

 

↓管理人が最も信頼するクリニックの全貌↓

 こちらのページではヨコ美クリニックの気になる植毛施術の特徴・症例・費用等をどこよりもまとめて掲載いたします。ここはサイト管理人フットが植毛した所でもあ...

 

 

>>植毛費用の詳細

 

 

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