植毛の歴史

 

植毛に興味を持っておらえるあなたであれば、きっと現代の植毛技術がどのように発達してきたのか?についても知っておきたいと思われるでしょう。

こちらのページでは、植毛歴約20年になるフットが知られざる?植毛の先駆者たちの歴史を紐解いていき、どのような経緯をたどって現代の植毛術まで発展を遂げたきたのかをご紹介していきます。

 

植毛のパイオニアは日本人だったという事実

自毛植毛はアメリカ、オーストラリア、ヨーロッパ、カナダなどの国で盛んに行われていますが、実は現代の毛髪移植技術でパイオニアの役割を果たしてきたのは日本人の医師達です。

まず、笹川正男医師が特殊な針を使用し、折り曲げた髪の毛を頭皮に挿入してちゃんと定着したことを確認したのが1930年のこと。

 

笹川正男笹川正男医師

 

1936年には慶応大学泌尿器科教授の田村一先生がアンダーヘアに単一毛で植え込むことに成功し、自然に植毛するためには小さな株で植え込むことが良いという見方を当時から発表されていました。

 

田村一単一植毛を成功させた田村一先生

 

1939年には奥田庄二医師がパンチ式植毛法についての論文を発表、これは【日本皮膚・泌尿器科雑誌】の中で紹介されました。

 

奥田庄二医師

 

とりわけ興味深いのは、奥田先生が患者本人の髪の毛だけでなく、他人のドナーを使用したり、幼乳牛やウサギ、モルモットなどの動物に至るまでいろんなヘアの生着性を確かめていたことです。

そうした臨床実験で得られた貴重な成果は以下の内容です。

 

  • 血液型や血縁関係者を注意深く選んでも他人の髪の毛を使うと壊死を起こして生着できず、本人のヘア使用時のみ生着した。
  • 2.5〜4.0mm口径の円鋸(金属円管)を使用すると良い結果になった。

奥田医師作成の植毛用パンチ奥田医師が制作した植毛用パンチ

 

  • 頭髪、髭、眉毛、アンダーヘアなど200以上に及ぶ臨床実験で約100%の生着が得られた。

奥田医師が植毛した症例

 

奥田医師はこのときすでに他人のドナーによる植毛では肉親のヘアであっても失敗することを究明していました。

ただ、こうした論文が発表された当時はまだ戦争が行われていた時期ということもあり、国内外に知られることなくひっそりと埋もれてしまったのは非常に残念なところです。

奥田医師の業績が植毛関係者に広く知られるようになったのは、それから何十年も経過した2003年以降のことでした。

それ以前までは1960年初頭から流行りだしたパンチ式植毛法がアメリカの皮膚科医ノーマン・オレントリック医師の業績と見なされ、『ノーマン法』と呼ばれてきました。

しかし、奥田医師の論文が1970年に発見されると、その植毛技術はノーマンよりも20年以上も前に日本人の手により発表されていたことが明らかになったわけです。

奥田氏の臨床論文は戦争前の旧字体で書かれた50ページ以上にのぼる文献だったため翻訳は簡単ではありませんでしたが、同じ植毛医のヨコ美クリックの今川賢一郎先生が産婦人科医で実の父でもある今川嘉宏博士と共同で作業を行ない2003年に無事完訳にこぎつけました。

結果、奥田庄二医師のパンチ式植毛をはじめとする偉大な業績が世界各国の植毛医たちの間で知られるようになったわけです。

ちなみに、翻訳に携わった今川嘉宏博士と今川賢一郎先生は国際毛髪外科学会においてその功労が讃えられ表彰されています。

 

国際毛髪外科学会会報Forum 2004年 1/2月号国際毛髪外科学会会報Forum 2004年 1/2月号

 

自毛植毛の分野はこうして日本人医師の開拓者たちによって発展を遂げてきたのは本当に素晴らしいことですね◎

 

パンチグラフトの技術が浸透していく

1960年からパンチ式の植毛が主流となっていきます。

パンチ式植毛というのは、直径3〜4mmの円筒型のパンチを使い、一度に10本以上の髪を毛根ごと採取して薄毛の部分に移植する方法です。

このやり方だと約97%の確率で生えることから、確実性を求めて多くの植毛医が採用しました。

ただ、生着率は優秀でも、技術的にはまだ改良の余地があり、とりわけ生え際が不自然になるという残念なデメリットが付いてまわりました。

というのは、パンチグラフトは田植えと同じような原理で一定の間隔を置きながら植え込んでいき、それを数回繰り返すことで隙間を埋めていくという術式だったからです。

 

パンチグラフトの生え際症例パンチグラフトの生え際移植の一例

 

結果、以上のような見苦しい仕上がりになることもありました。

そこで、この欠点を補う方法として検討されたのが、『マイクログラフト』『ミニグラフト』と呼ばれる植毛法です。

 

マイクロ・ミニグラフト植毛の時代に突入

パンチグラフトでは10本以上という多めのヘアで植え込んでいたわけですが、更に小さな単位で植毛を行う方法が開発され、これをマイクログラフト・ミニグラフト植毛と呼びました。

具体的には、1株が4〜6本のものをミニグラフト・1株1〜3本のサイズをマイクログラフトと呼び、考案された当初はパンチ式植毛の後の微調整の役割で行われる位置づけでした。

 

グラフトの種類グラフトの種類別

 

ちなみに、先ほど御紹介した日本人のパイオニアドクターの中には、はじめから単一植毛など小さな株で植え込むという試みを行なっていたことを考えると、いかに日本人が昔から繊細で美しさを求める価値観に長けていたのかが理解できると思います。

当時は戦争などの時代的背景のために国外で日の目を見ることができず、欧米の植毛文化に技術革新の波が流れていったのは少し悔やまれるところですが、こうして時代はパンチグラフトからマイクログラフトへと移行していき、『小さな株で植毛をすると自然に見えやすい』という流れが世界的にも浸透していったわけです。

1991年にはブラジル人の形成外科医が、それまでパンチグラフトの補助的な役割でしか行なっていなかったマイクログラフトとミニグラフトの植毛を全てのヘアに適応した症例を報告します。

はじめの頃は小さな株をたくさん植えると手術に時間がかかり効率が悪く生着率も安定しづらいという問題を抱えていましたが、技術革新が功を奏して1990年代の半ばまでにはパンチグラフトに変わる標準的な方法としてマイクログラフト植毛が世界に受け入れられるようになっていました。

 

FUTが世界のスタンダードとして君臨し始める

FUT法は現在、主な植毛術として行われている方法で、これは1995年にリマー、ラスマン、バーンステイン医師らが提唱し、密度と自然な仕上がりを最高レベルで再現可能な術式として知られます。

FUTの『FU』とはフォリキュラー・ユニットの略称で、フォリキュラーとは『毛根』のことです。

つまり、FUTとは毛穴の解剖学的単位のことで『毛根単位で植毛する』という意味があります。

1983年にヘッディントン先生によって初めて発表された概念ですが、植毛で実際に実用化されたのは1995年のことで、毛根付きの頭皮を顕微鏡を使いFU単位に株分けしたのが始まりです。

髪の毛は毛穴から生えていて、一つの毛穴には1〜3,4本の太い髪、1〜2本の産毛があり、皮脂腺、起立筋等と一緒に構成されています。

 

毛包毛包(毛根)単位の植毛がFUT

 

この元からある自然な単位で株分けを忠実に行って、無毛の場所に再分配するというのがFUTの基本的な流れです。

その前に流行したマイクログラフトでも1株に1〜3本という小さな株が使われていましたが、これは株のサイズが小さいというだけでFUの単位とはかぎりませんでした。

つまり、マイクログラフトやミニグラフトには毛穴の単位という概念がありません。

そこで、FUT植毛では必ず以下のような条件で行われます。

 

【FUTの条件】

  • 全ての株分けをFU単位で行う
  • 全ての株分けを顕微鏡を使い精確に行う
  • マイクロ・ミニグラフトで使用されるマルチブレードナイフは使用しない

 

このように行なうことで得られるメリットとデメリットは以下の通りです。

 

【メリット】

  • 理想的な自然さを追求できる
  • 小さい株のため、高密度に植え付けられる

【デメリット】

  • 顕微鏡などの專門器具が必要となる
  • 術者に熟練さが求められる

 

植毛の歴史【FUTに至る道のり】まとめ

いかがだったでしょうか?

 

現在のゴールドスタンダードであるFUTに至るまでの植毛の歴史について大まかに振り返ってみました。

先人達が切磋琢磨してきてくれたおかげで、今の僕たちは他人にバレないくらいのクオリティで植毛を行え、たった1日の施術で薄毛を克服できる時代に突入しています。

FUTが発展して誕生したFUEなどの技術もありますし、適宜ケースバイケースで術式を変えられるインフラがすでに整っています。

FUTとFUEの特徴については別記事でも細かく扱っていますので、よければ合わせて参考にしていただければと思います◎

 

↓FUT・FUEのの徹底解説↓

 自毛植毛のスタンダードともいえるFUTという技術についてフット流に解説してみます。というのも、僕が植毛した3回いずれもこの方法でしたので、FUTについては酸い...

 現代の自毛植毛はFUTがベースとなっています。アメリカでは7割、欧州では5割、ブラジルではなんと9割ものシェアを占めるFUTですが、日本ではここ最近FUEという技...

 自毛植毛のトレンドはFUT法とFUE法ですが、それぞれにはもちろん長所と短所があります。このページでは主にFUTに関するメリットとデメリットをまとめましたので、...

 植毛するなら線傷ができないFUEがなんとなくいい気がする… もしかしたら今のあなたもそんな風に感じておられるかもしれませんね。特にFUEしか行わないクリニ...

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました^^

 

 

※追記:フットさんはどこで治療を受けたんですか?という問い合わせが多くなってきたので、こちらでもお伝えしておきます。

 

約20年前に国内のクリニックを利用してM字ハゲを復活させました。↓↓

 

自分

約20年前の姿

治療内容 FUT法で生え際付近に2250株の自毛植毛を実施。
費用 3回合計140万円(税抜)
主な副作用・リスク等 一時的な痛み、赤み、熱感、抜け毛、くせ毛、つっぱり感、感覚の鈍さ、膨隆、腫脹、瘢痕等が生じる可能性。
注意点 植毛の治療効果は人それぞれで異なります。あなた自身の植毛結果が他の症例と同じになることはありませんのでご注意ください。

 

フットの生え際フットの植毛症例画像22018年現在

 

フットの植毛症例画像3

フットの植毛症例画像4

フットの植毛症例画像5

フットの植毛症例画像62018年現在

 

僕はヨコ美クリニックで植毛治療を受け、前髪を理想の状態にしてから、AGAの部位は育毛剤や発毛薬で守ってきました。

 

なので、あなたにも自分にふさわしい方法を見つけてもらい、今の悩みを解決してほしいと思っています。

 

フットはあなたの治療計画を本気で応援しています^^

 

↓管理人が最も信頼するクリニックの全貌↓

 こちらのページではヨコ美クリニックの気になる植毛施術の特徴・症例・費用等をどこよりもまとめて掲載いたします。ここはサイト管理人フットが植毛した所でもあ...

 

 

【植毛クリニック一覧表】

病院名
ヨコ美
アイランドタワー
アスク井上
親和
湘南美容
病院名
ヨコ美
アイランドタワー
アスク井上
親和
湘南美容
HP
ヨコ美クリニック
アイランドタワークリニック
アスク井上クリニック
親和クリニック
親和クリニック
方法
FUE
FUT
FUE
FUE
FUE
FUE
FUT
場所
横浜
新宿 大阪 福岡 名古屋
新宿
新宿 大阪 福岡 名古屋
新宿 大阪 福岡 名古屋
費用
AGA薬
処方あり
処方あり
処方あり
処方あり
処方あり
メリット
デメリット
解説
ヨコ美レビュー記事
アイランドタワークリニックレビュー記事
アスク井上クリニックレビュー記事
親和クリニックレビュー記事
湘南美容クリニックレビュー記事
HP
ヨコ美クリニック
アイランドタワークリニック
アスク井上クリニック
親和クリニック
親和クリニック

※1 費用欄は1000株移植したときの料金です。
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※ 無料カウンセリングは比較表内の一番下の緑ボタン「公式サイト」から簡単に申し込みができます。

 

 

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